【直筆サインを楽しむ】直筆サイン収集のテーマを持つ


Q.直筆サインを選ぶときのテーマはどんなものがありますか。
A.<何にサインされているか」「いつサインされたか」「何人がサインしているか」などがあります。


「どんなサインを集めるか」は直筆サインをより楽しむためのスパイス
直筆サインを集めることの利点は一点物を集めるということです。
直筆サインはマスプロダクト商品だけではありません。たまたまファンが持っていたコースターに書かれたサインや、本人のメッセージが添え書きされたサイン、はたまた死の淵で書かれたサインなど
唯一無二ともいえるような直筆サインアイテムも少なくなりません
それら直筆サインの個性を見出し、自分の収集テーマにすることはコレクションに深みを持たせてくれます。

また同じものは二つと無い直筆サインアイテムを入手できた時の感慨はひとしおです。

そこで本稿では直筆サインの特徴に応じて収集テーマを列記してみます。

 

その1:どんなアイテムにサインされているかにこだわる。
トレカ、色紙、インデックスカード、ボール、ユニフォーム、実使用アイテム…

Kell index auto

-George Kell Signed Index Card
アメリカでよく見かけるインデックスカードといわれるものです。
ちょっと味気ないですが、コンパクトさや種類多さから集めやすいアイテムでしょう。

 

その2:いつサインされたものかにこだわる
デビュー前、デビュー年、晩年、イベント時・・・

上の青ステッチのサインボールはジョーディマジオの「デスベッド」の言われている、死の直前に書かれた直筆サインボールです(ebayより)
年齢に応じてサインも変化していくので、その変化に着目して集めるのもアリでしょう。おじいちゃんの線がプルプルしているサインもまた味があるものです。

 

その3:どんなペン、インクで書かれているかにこだわる
サインペン、ボールペン、鉛筆、青インク、赤インク、金インク、銀インク・・・

一般に金インク、銀インク、赤インクあたりはレア扱いだと思いますが、ほかにも上のフォトのようにチームカラーにあったインク色のサインを集めるというのもあります。

 

その4:サインに書かれている内容にこだわる
インスクリプション、ニックネーム、通称、フルネーム

-Whitey Ford Full Name SignedBall(eBay)
ニックネームと通称を分けているのは、例えばBambinoはルースのニックネームですが、Babeはルースの通称になっているからです(あえて説明するのも野暮ですが、ベーブルースの本名はGeorge Herman Ruthです)。
このようにニックネームがいつのまにか本名かのように通称となり、その通称でサインするようになる選手もいます。
でも、そのような選手でも本名でサインを残しているものもあり、レアものとして位置づけられています。

 

その5:マルチサインでサインしているメンバーにこだわる
ライバル、同一アワード受賞者、チームメイトなど…

-1992 Blue Jays WS Champ teammate signed ball (ebay)
私はサインを選ぶときに見ているポイントを改めて書き出してみるとこんな感じです。

 

モリタクコレクションは良いお手本
経済学者の森永卓郎氏はコレクターとして有名ですが、蒐集(敢えてこの字面で)対象の1つに有名人の直筆サインがあります。
それも、サインしてくれる有名人にかけた駄洒落でサインをもらうというもの。

詳しくは「つながるモリタクBLOG」有名人だじゃれコレクションを参照ください。
こういうテーマがあることでよって、コレクションに「艶」が出ています。

最初はネームバリューを追いかけるので精一杯だとはおもいますが、余裕が出てきたら自分が喜ぶサインは何かということに目を向けてみてください。