【実使用】実使用バットの鑑定(その3)


Q.Player Characteristicsとは何ですか。
A.選手用プロモデルに残る選手毎の特徴的な痕跡です。


本人の実使用であることの鑑定(Player Characteristics)
また本人がそのバットを使用したかを確認するときには、以下のような箇所の状態に着目します。
「バレル」
「側面」
「グリップ」
「ノブ」
これらは選手毎のプレーの痕跡が残りやすい部分であり、その痕跡が鑑定対象にも残っているかがポイントです。

具体的には
「打球のインパクト痕があるか」
「スパイク痕はあるか」
「松脂が付着しているか」
「滑り止めテープが巻かれているか」
「ノブに背番号が書かれているか」などを見ます。

以下でみるように、ノブの背番号の書き方や松脂に付着の仕方などに選手毎の特徴が出てきます。

 

鑑定書の写真でみるPlayer Characteristics

それではいくつかGUバットを見てみましょう。
特徴が出ている鑑定書をPSAのサイトから引用しています。

George Brett

ジョージブレットの特徴は、メーカーロゴ部分までに及んでいると松脂ですね。
他の選手と比べてもかなり多いのではないでしょうか。

Robert Aromar

アロマーはノブをテーピングでグルグルに覆ってますね。
左側なんてノブの背番号がほとんど隠れてます。

Jeff Bagwell

バグウェルもテーピングをしてますが、グリップ端っこに一巻き。簡素です。
一方でノブの書き込みは拘りを感じます。

Lou Brock

グリップが特徴的なのはルーブロック。
こんなデコボコしてインパクトのときに手は痛くないのでしょうか。

 

専門家の見方

最後にPlayer Characteristicsに関する専門家の記述を引用します。

まずはPSA
「…Bill Dickey, Duke Snider, Pete Rose and Ken Griffey, Jr. all used different styles of taping to enhance their grip…」

「…For example, Willie Mays was not known for using much pine tar during the early stages of his career, but he changed that completely later on, especially during the mid-1960s to the end of his playing days. Mays started using an extremely heavy application of pine tar that was very distinctive…」

言及されているケングリフィーJrのグリップですが、私は初めてみたときに感嘆しました。
ある意味「美しさ」を感じます。
PSAのサイトで鑑定書が公開されていますので、確認してみください。

そして松野氏。
イチローのGUバットの打芯は1.5センチという話。

これこそ究極のPlayer Characteristicsでしょうね。

1 thought on “【実使用】実使用バットの鑑定(その3)

  1. ピンバック: 実使用バットの鑑定(その2) | サイン、co-sign、淡々と

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