【直筆サインを知る】直筆サインの保管方法

Q.サインの状態を保つために注意すべきことはなんでしょうか。
A. 室温、湿度、光、そしてacid-freeです。

 

サインの劣化を遅らせるためには

 

サインアイテム全てにおいてサインの状態は評価に重大な影響を与えます。

できるだけ良い状態でサインを保存するにはどうすれば良いのか「環境」という観点から注意すべき点を纏めました。

ここで掲げていることを全て実行するのは難しいですが、やった分だけサインの劣化を遅らせることができるでしょう。

 

 

 

温度と湿度

 

「温度」と「湿度」はサインの状態を左右するポイントです。

サインの保管に適した湿度と温度は

湿度:40〜60%
温度:18〜20℃前後

と言われています。

これは人間が快適と感じる条件とほぼ同じであるため、「コレクターの住環境」が極端でなければ大体はクリアできそうです。

 

温度に関連して注意したいのが「照明器具」。

照明は光とともに熱を発するため、白熱球などにより適温を超える熱がサインに伝わらないように注意しましょう。

 

 

 

光(屋内外)

サインの保管で最も気にされるのが「光」。

 

光にふくまれる「紫外線(UV)」はインクも素材も劣化させます。
そのため、紫外線がたっぷりと含まれる太陽光にサインを晒すことは極力さけなければなりません。

 

では、室内なら問題ないのかというとそうではなく。

屋外ほどではないにしても室内でも「紫外線」はサインを傷めるため、サインをケース等に入れることで紫外線を軽減しましょう。

サインの観賞用ケースの素材で室内紫外線のカット率を比較してみると

ガラス:30%
通常アクリル:90%
UVカット強化アクリル:98%

とガラスよりアクリルのほうが高いUVカット率を誇っています。

カードやボールの保管ケースはアクリルが使われていることが多いですが、
ジャージーや16×20フォトを飾る額装などは念のため素材を確認した方が安全でしょう。

ケースに入れることでホコリなどの汚染物質からもサインを守ることができます。

 

 

 

保管ケース

 

ケース選びで見落とされがちなことは「酸性素材」を選ばないことです。

 

素材には「中性のもの」と「酸性のもの」があります。

酸性の素材(紙素材に多いですね)は、サインや紙、写真などを劣化させる特性があり状態悪化の一因となってしまうのです。

ケースでは、サインや写真を入れる「額装」に中性(acid-free)素材が使われているかをチェックするよう言われることが多いようです。

 

また、サイン色紙の保管方法として提唱されているのが「和紙で包む」。

和紙はその多くが中性なのですが、まれに酸性の和紙(機械で紙漉きしたものなど)もあるそうです。

サイン保護のために巻いた紙が逆に傷める原因になってしまうのは悲しいですよね。

 

一方、酸性の紙で注意すべきは新聞紙。
新聞紙の切抜きとサインを一緒に保管しているなんてことはありそうですが、
新聞紙の持つ酸性がサインに影響するおそれがあるので分別保管しましょう。

 

ちなみに、紙を燃やした時、黒い灰が残るものは酸性、白っぽい灰が残るものは中性だそうです。
先ほどの和紙の問題で、手元の和紙が中性か酸性かわからない時などは余り紙をちょっと燃やしてみるのもありでしょう。

 

 

 

粘着素材

 

サインの保管では粘着素材の使用は極力やめましょう。
詳細は『直筆サインにセロハンテープが貼られている理由』をご参照ください。

 

 

 

サインアイテムに適したペン

 

サインを長く良い状態で保つには保管環境のみならず、サインをするときのアイテムとペンの相性も大事です。

以下では「GAMEDAY CONNEXION」が薦めるアイテム別のペンを紹介します。

 

野球ボール
ボールペン。シャーピーはのちに消えるおそれあり。

 

ジャージー
青、黒、銀の細いペン
シャーピー(油性染料マーカー)より、ペイントマーカー(油性顔料マーカー)が良い場合も。

 

ヘルメット
青または黒のシャーピーかペイントマーカー

 

ホッケーパック
銀の極細ペイントマーカー

 

サッカーボール&バスケットボール
「プリズマカラー」のペイントマーカー

 

トレーディングカード
青または黒のシャーピーかステッドラー

 

フォト
青または黒のシャーピー

 

バット&ホッケースティック
ブラウン地には青または黒のシャーピー。
黒地には銀のペン。

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