ハリウッド俳優やプロスポーツ選手等の直筆サインは常に悪意ある人間により「偽物」が作られてきました。
これらの偽物に対抗するため、ディーラーは本物に保証書を付け、鑑定会社は真贋判定し、捜査当局は贋作師を摘発しています。
またコレクター達も自らの経験や知見で偽物を発見し、情報共有によって自衛しています。
では、選手など「自らの直筆サインを偽造された人たち」は偽物にどう対応しているのでしょうか?
ハリウッド俳優やプロスポーツ選手等の直筆サインは常に悪意ある人間により「偽物」が作られてきました。
これらの偽物に対抗するため、ディーラーは本物に保証書を付け、鑑定会社は真贋判定し、捜査当局は贋作師を摘発しています。
またコレクター達も自らの経験や知見で偽物を発見し、情報共有によって自衛しています。
では、選手など「自らの直筆サインを偽造された人たち」は偽物にどう対応しているのでしょうか?
広告に感じた「違和感」
クレカの会報に、イチロー選手直筆サインバットの広告が出ていました。
この会報にスポーツメモラビリアの広告が出ることはないため、物珍しさで広告を眺めていたのですが・・・何か「しっくりとこない」。
窓際に本棚を置いておくと、いつの間にか本の背表紙の色が変わっていることがあります。
この原因が「光」であることを我々は知っていますが、ではどうして光が当たると色が変化してしまうのでしょうか?
前回に引き続きサインボールの「滲み」についてお話しします。
Q. サインボールの現状を把握することにどんな意味があるでしょうか。
A. これからの保存方針が定まると共に、次回以降の改善点を見つけることができます。
Q. アイテムの現状を把握する意味はなんでしょうか。
A. アイテムに将来発生しうる劣化リスクを予測し、予防策を検討する土台となることです。
経年によりサインボールのサインが滲んでぼやけてくる現象。
梅雨入りして部屋の湿度が上がってきました。
ざっくりですが紙なら55%、革は50%が保管に適しているといわれています。
近年の通説によると、酸性紙の場合、湿度が低く乾燥していると、酸が脱水作用を起こし、反対に高温多湿だと酸加水分解が促進され、いずれも紙を劣化させるそうです。
紙の劣化の進捗は目に見えませんが、着実に進行し元には戻りません。海外では「slow fire」と呼ばれる由縁です。
アイテムに風に当てたり、部屋を除湿するなどして、適切な湿度にするよう心がけましょう。