Q.トレカなどで引いた引退選手のことを簡単に調べる方法はありますか。
A.日本語の名鑑が出版されています。
数少ないレジェンド図鑑
収集はまず選手を知らないことにははじまりません。
しかし、毎シーズン名鑑がでる現役選手に比べて、意外と少ないのが米スポーツのレジェンド名鑑。
ネットがあるので需要が減ったのかもしれませんが、「調べる」だけではなく「読む」ことで知らなかった選手との出会えることもあります。
今回はそんなレジェンド選手名鑑をご紹介します。
MLB
『メジャーリーグ100年「記録」の達人』ベースボールマガジン社
イチローのメジャー1年目に出版されたムック本。
題名通り、記録をテーマに引退選手をグルーピング、紹介しています。
迫力ある写真が多く使われているためビジュアル重視のように思えますが、巻末の記録別のインデックスはかなり使えます。
『オールタイム大リーグ名選手101人』日本スポーツ出版社
読ませる名鑑の典型。
共著のため、選手のキャリアを軸に名鑑然と書いている著者もいれば、逸話を中心に選手の人間臭い魅力(ルーブワッデルの項目は半分近くを彼の奇行に割いています)を伝える著者もおり、読んでいて飽きが来ません。
『メジャーリーグ・スーパースター名鑑』藤澤文洋 研究社
データと逸話のバランスが絶妙で、「調べる」「読ませる」の両方に長けている名著。
私はこの本で「ミッキーマントル」の「ミッキー」が「ミッキーカークレーン」に由来しているのを知りました。
上記の「オールタイム大リーグ名選手101人」と合わせて持っていれば大体事足ります。
『20世紀最強球団ヤンキースの誇り』日本スポーツ出版社
*2019年7月17日追記
ヤンクスに特化したムック本
メジャー選手からマイナー選手まで、そしてトリビアも網羅したヤンクスファンには堪らない一冊です。
NBA
『NBA スーパースターの記憶』ベースボールマガジン社
『メジャーリーグ100年「記録」の達人』と同一シリーズのムック。
しかし、こちらのほうが「読む」に重点を置いた構成になっています。
構成もMLBが「記録」別にカテゴライズしていたのに対し、こちらは「時代」別に選手をしょうかいしているので、誰と誰がライバル関係だったのかなどがよりわかりやすくなっています。
『NBAスーパースター大図鑑』小学館
発行当時(1995)は現役スター図鑑だったのですが、今となってはレジェンド図鑑。
「コロタン文庫」シリーズなので、イラストや文書が子供目線で楽しいです。
資料性というよりも個人的に好きな本なので挙げました。
NFL
『NFL伝説の100クォーターバック』ベースボールマガジン社
数少ないNFLレジェンド名鑑。
QBだけなので物足りないですが、それでもNFLを集め始めた時には大変役立ちました。
ちなみに選手毎に振られている「数字」ではランキングではないはず(ユナイタスが96位なわけない!)。
トレカでもレジェンドはQBやRBなどスキルポジションプレーヤーが優先されるので、持っていて損はない一冊です。