【直筆サインを買う】売買された偽物サインの例その1

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-偽物サインのカタログ

Q.サインの偽物はどこで売られているのでしょうか。
A.偽造者が逮捕された事案ではフリマアプリ、ネットオークションで売却されました。

偽物売買の実例
しばしば直筆サインの偽物が売られていると書いてきましたが、実際はどんな状況なのでしょうか。
偽物が売買された実例を見てみましょう。

ケース:藤井聡太棋士の偽造サインをフリマアプリで売却(2018年4月)
これは某女性が藤井聡太棋士の直筆サイン色紙を偽造しフリマで6000円弱で売却したもの。
ネット上の画像をマネており、フリマでの購入者がオークションで売却したのを本物の所有者が発見し詐欺が発覚しました。
またこの女性は加藤一二三元棋士や五輪選手のサインも偽造していました。

ポイント①:画像があれば偽物は書ける。
サインは筆記用具と手本があれば書けてしまいます。
この女性もネットに掲載されていた画像を見て書いたようです。
また色紙もどこでも手に入るので、偽物を作る準備面でのハードルは低いと言えるでしょう。

ポイント②:似てなくても売れてしまう
一番驚いたのは、偽物はかなり下手にも関わらず、フリマ→オークションと2回も売却に成功していることです。

Fujiisotaautograph
-引用元:朝日新聞
藤井棋士の他の直筆サイン画像も見ましたが、本物の棋盤は慎重に描かれています。
少なくとも本件は、他のサインと比較していれば偽物の可能性に気付けたのではないでしょうか。

ポイント③:偽造サインは1つではなかった。
これは私見ですが、真偽が怪しいサインは同じ人が複数出品していることが多い気がします。

西川貴教さんが呟いているように、駅で大量の色紙を抱えてサインを貰って回っている人もいるようなので一概に言えません(これはこれで問題がある気がします)が、
商品を見て「ん?」と感じたなら出品者の他の商品も確認してみるのが良いでしょう。
他の商品も腑に落ちないようなら、それは一種のアラートだと思ってください。

Nisikawatweet
-引用元:西川貴教さん(@TMR15)ツイート

(「売買された偽物サインの例その2」に続く)

【直筆サインを買う】売買された偽物サインの例その1」への2件のフィードバック

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