Q.収集に役立つ本というのはどんなものですか。
A.実物の写真が掲載されているカタログやムック、直筆サイン収集のイロハを書いたHOW TO本、選手を知るための名鑑などがあります。
「昔の本」も「今の本」も役立つ
「このネット時代に本？」なんて声も聞こえてきそうですが、本も捨てたものではありません。
まず、その分野に関する情報が整理されてまとまっている。そして、何も考えずにパラパラと捲るだけで欲しい情報を見つけられます。
また、この分野では過去の本も役立ちます。
何しろ、リアルタイムで当時のものを掲載しているのでフェイクが掲載されているリスクが低い。
時が経つほど、そして値段が上がるほど、マーケットに出てくるリアルは減り、フェイクは増えていきますからね。
そんな本たちも昨今の出版不況を受けて発行が減り、既存のものは絶版になっていくばかり。
今では入手が難しいものもありますが、収集に役立つ本たちをご紹介しましょう。
紹介する本たち
いくつか紹介したいので、今回を含めて数回に分けて書き進めていきます。
①直筆サイン、トレカ関連（トレカムック）【今回】
①直筆サイン、トレカ関連（トレカムック）【今回】
②直筆サイン、game used関連（日本の書籍）【次回以降】
③直筆サイン関連（米国の書籍）
④NBA、MLB、NFLレジェンド名鑑（日本語）
③直筆サイン関連（米国の書籍）
④NBA、MLB、NFLレジェンド名鑑（日本語）
今回紹介するのはムック本。直筆サインカードも含めレアカードのカラー写真が豊富なのでカタログとして重宝します。
『ドリームカードコレクション』（バウハウスMOOK 1998年）
名直筆サイン、名インサートを網羅
PMGやクレデンシャル、スタールビー、ジャンバラヤなど名高いインサートにページを割いた名著です。
PMGやクレデンシャル、スタールビー、ジャンバラヤなど名高いインサートにページを割いた名著です。
直筆サイン、ジャージーカード全盛期を目前にして、これら後年に評価がうなぎ登るインサートを数多く掲載したのは、まさに慧眼としか言い様がありません。
直筆サインも手広く網羅
また直筆サインもautographicsやドンラスシグネチャーといった有名どころのみならず、PRO LINE（NFL）といったNFLコレクター以外には馴染みの薄いシリーズもちゃんと載っています。さすが。
また直筆サインもautographicsやドンラスシグネチャーといった有名どころのみならず、PRO LINE（NFL）といったNFLコレクター以外には馴染みの薄いシリーズもちゃんと載っています。さすが。
『スポーツカードマニアックス』（白夜ムック 1997年）
今では見かけない尖った内容
「ドリームカードコレクション」がシリーズやインサート別に掲載しているのに対し、こちらは選手別にカードを掲載しているのが特徴。
シリーズに縛られない分、今となってはストレージボックスに埋没しかねないカードも丁寧に扱われています。
深夜TVのノリの文章
また読ませることに重点が置かれており、かなり「尖った」文章が掲載されています。
カードを紹介するムックなのに「いまじゃ、交換要員にもなりゃしない」と書いてあったり、書き手はプロライターではなく、コレクターの実感がこもりまくってます。
ちなみに「【直筆サイン図鑑】マイケル・ジョーダン」で引用したMJ偽サインのコラムはこのムックに掲載されていたものです。
