【直筆サインを知る】トレカ&直筆サイン収集の参考図書②(直筆サイン、game used)

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Q.スポーツメモラビリアの収集に参考となる日本の本はありますか。
A.前野重雄氏の著作がとても参考になり、また読み物としてもおもしろいです。

 

数少ない文献
残念ながら、直筆サインや実使用アイテムについて解説している日本語の本はほとんどありません。
そのような状況において次にあげる前野重雄氏の著作2冊は数少ない「教科書」的な存在です。

 

球界遺産
-「前野重雄の球界遺産」前野重雄著 集英社

 

球界逸品館
-「球界逸品館」前野重雄著 サードアイパブリッシング

 

スポーツ好きなら各選手に纏わる逸話として充分楽しめますし、鑑定記録として読むとスポーツメモラビリアを見定めるときのヒントがたくさん見つかります。

 

コート外のマイケル・ジョーダン
この2冊は是非是非読んで頂きたいので、あまり内容には触れませんが、その一端を引用にて紹介させていただきます。

 

「先生(元シカゴブルズ、マイケル・ジョーダンのこと。ハンス註)の警備隊を指揮立案しているのは●代前の大統領警護SS高官だった男であり、米セレブ社会の間で”連中”はもっともステイタスの高いボディガードの”ブランド”品だ。(中略)移動する際は全て不審な人物や物体を「先回り要員」が行く先々をチェックし無線で報告。(中略)エレベーターは貨物用とか従業員専用をもっぱら使い「通過ボタンのないもの」には決して乗せない。(中略)降機後はリムジンまで一切、足を停めさせない・・・」(『球界逸品館』より)

 

これを見る限り、そんじゃそこらの人間ではジョーダンに接することはおろか、街中で見かけることも難しいでしょう。
では、このような状況下でジョーダンからプライベートサインをして貰うことは可能なのか?
運良くジョーダンを見かけたとしても、ジョーダンに声をかける前にガードマンに遮られてしまいます。
親しくもない人間がジョーダンと接するチャンスは、それこそビジネスとして。それも彼がこれほどの警備態勢を維持するに見合う金額のものでない限り不可能です。

 

では、そのようなジョーダンの直筆サインが二足三文でマーケットに出てくることは?

 

このように、前野氏の本を読むことで、マイケルジョーダンの直筆サインが高額な理由やUDA以外の直筆サインはフェイクリスクが高い理由を実感を持って理解することができます。

 

他にも気づきを与えてくれる内容が沢山書かれています。

 

私も繰り返し読んでおり、その度に新たな発見があります。

 

フェイク直筆サインの発覚や疑惑が蔓延するなか、騙されないための知見を磨く教材として、未読の方には是非お読み頂きたいです。

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